千種再訪録
現在更新準備している兵庫県道154号 千種新宮線の補完がどうしてもしたくなって行ってきた。沿線に何もなさ過ぎて更新に苦しんでるのもあって放ったらかしてたりもするので……
■角亀トンネル
R179からr154にアクセスするまでに旧道があるので14年ぶりに行ってみたのだが……まさか廃隧道になっているとは思わなんだ。2012年に閉鎖されたらしい、2輪車や徒歩なら通り抜けできます。しませんでしたが……
■兵庫県道154号 千種新宮線
まさかこんなに沿線の様相が一変しているとは思わなかった、終点の角亀付近(あ、逆順でたどってます)は播磨道の延伸工事によりダンプカーが走り回り、道も2車線になるなどしていた、R179に出るまでの途中までの話だけど。
「春哉橋(はるかなはし)」
R179に合流後、三日月で別れてから北上する際に見つけた橋。県道にかかっている橋ではないけれど、高欄がとっても素敵でした。
r520合流付近。角亀付近を除いて2009年に調査してから道に大きな変化はないようでした。起点が「千種小学校前」から「千種幼稚園前」に移り(R429,r72の路線指定変更に伴う)、その後交差点名が「千種南」に変更されていた。
■お昼ごはん
「フードストアおくだ」でお昼ごはん。「お弁当ありませんか?」と聞くと「日曜日だからお弁当は入ってこないの、もう少しの南のローソンだったらあると思いますよ」と申し訳なさそうに言って下さったのだが、走りに来たのならば地元の商店にお金を落としたいのでサンドイッチと焼そばを買ってお店の軒先を借りて食べました。
因みに、r154の沿線には食事処やガソリンスタンドもないので走る際は気を付けてください。
■兵庫県道429号 岩野辺山崎線
R429の鳥ヶ乢旧道とr520と重複する途切れ県道。r520と分岐してすぐに残念ながら工事していたためそれ以上奥へは行けなかった。
■鳥ヶ乢旧道とトンネル
国道429号線鳥ヶ乢(とりがたわ)の旧道とトンネル。これだけ立派なバイパスとトンネルが必要かといいたくなるが……地元民以外が言ってはいけないね。
トリガタワの由来
その昔、千種町岩野辺と波賀町斉木との境界の峠に観音様をお祀りしたお堂があり、両町から村人が参っておりましたが、ある日、双方の村人がお互いに自分の村にこの観音様を持ち帰りお祀りしたいといいだし峠で話し合ったがどちらも譲らず夕方になっても決着がつかないので古老の提案で、明日の朝一番、鶏の声を合図に村を出て早くここに来たほうが連れて帰ることで話し合いがつき、夕闇の中、それぞれ村に帰っていきました。岩野辺の人々が山をおり高橋の所まで帰ったとき、急にあたりが夜明けのように明るくなり大石の上で黄金の鶏が目前に現れ大きく羽撃き、「コケコーロー」と天に向かって鳴いたので村人は大変不思議なことが起こったと驚き、これは、観音様が岩野辺に来たいというお告げに違いないと、早速引き返して観音様を大切に持ち帰りお祀りしたそうです。
これが現在、岩野辺福海寺の本尊だと言われており、その頃からこの峠を「トリガタワ」と呼ぶようになったそうです。
いや、ちょっと岩野辺に都合の良すぎる解釈ではないか……斉木の人ら出し抜かれて怒らなかったのだろうか……?
R429に合流した旧道はもう一度分岐してその先があることを帰ってきてから知ったが後の祭り、コケコーロー。
■兵庫県道520号 大沢岩野辺線
r429と別れしばらく来ると突然分岐が現れる。
r520を表す県道案内標識が何故か3枚も掲げられているが、ここで舗装道路の県道が終わっていることはとても伝わってくる。
では曲がった先はどうかというと「災害復旧工事中 通行不能」となっている、どこまでいけるんかな限界まで行ってみよう、と失敬してみた。
よく締まったフラットダートが奥へ伸びている。
しばらくしたらアスファルト舗装に変わったのだが、最初から舗装にしていないのは誤って進入しようとする人の出鼻を挫くためか?
なんかもっと立派な舗装路になったのだが、どこら辺りが災害復旧工事中なのだろう?
二度目の注意喚起
反対側らしき通行止め、いや……あの、復旧工事とやらはいずこ?
道はまだ続いているが、再びダートに変わっている、むしろこの先こそ災害に弱そう、ワクワク。
植樹してからそう経っていないであろう杉林の中を行く。
開けたところに出てススキの中砂利ダートを行く。辺りにはちゃんと整備された田畑がある、通行止めなんて嘘やろ……?
ここで分岐する道があった。なるほどきっとこの道から農作業にやってきているに違いない、とするといよいよこの先に災害箇所があるのか。
確かにさっきまでと違い荒れている雰囲気もある、杉の葉が落ちている程度だけど。
……舗装路?
いや、なんか「通行不能区間」終わってもたんやけど、なんやったんやあれは?こっち側は「これより未整備の為」となっていた。
だが通行不能区間が終わってからの方が道はひどい、巨大隕石。
杉の葉舗装。
土が積もり苔むしたRC橋。
そんな道が続く。
ところによりアスファルトダート。
ようやくここで険道区間が終わるらしい。
分岐している林道の先には「山崎アウトドアランド」なるものがあるらしい。
とはいっても普通の人にとってはその先も十分な険道区間でありました。
r154に合流して終わる。道自体は開通しているものの、一般車を通すには地権者との関係か何かで通行止めにしているのだろうと思われる。
この時点で15時半を回っていたため、寄り道せず珍しくr23だけを用いて帰路につきました。